《2020年10月21日更新》
LINEは法人向けサービスにおいて、サービスを通じて取得したデータを広告配信へ横断的に活用できる機能「クロスターゲティング」の提供を開始しました。
サービスを横断したデータ活用により、ユーザーが行ったアクション(メッセージ開封、アプリダウンロードetc…)に基づく広告配信が可能になり、高い広告効果が期待できるようになります。
LINE公式アカウントを運用している方は、これまでのメッセージ配信を開封・クリックしたユーザーのデータを活かし広告配信することで、新規顧客獲得に繋げやすくなります。
サービス提供者は広告効果の最大化、ユーザーにとってはコミュニケーションの最適化を図ることができます。
「LINE広告を配信してみて友だち数は増えたものの購入、来店などの行動に繋がらない」
「新規顧客獲得に悩んでいる」
「広告を配信してみたかったけど怖くて挑戦できていなかった」
という方にはぜひ活用して欲しい機能。
今回はLINE広告の精度を高める「クロスターゲティング」の詳細、設定方法、活用例をご紹介します。
機能詳細
「クロスターゲティング」とは、LINE公式アカウント、LINE広告、LINE セールスプロモーション、それぞれのメッセージ、広告配信、キャンペーンで取得したデータを、各サービスを横断して広告配信に活用できる機能。
その中でもLINE公式アカウントには、配信メッセージへの開封、クリックなどのアクションデータが多く蓄積されています。
メッセージ内のリンクをクリックしたユーザーに対し、LINE広告でリターゲティング配信をしたり、除外配信をしてリーチを伸ばしたり、類似ユーザーへの拡張配信が実施できます。
ユーザーのアクションを基に広告施策を実行することで、高い効果が見込まれます。
設定方法
LINE公式アカウントからLINE広告にオーディエンスデータを共有するには、LINE Official Account Managerにログインし、管理画面上でオーディエンスの共有設定をONにする必要があります。
1.ホーム>メッセージ配信>オーディエンス
2.画面下部【オーディエンスの公開設定】から状況を確認/変更ができます。
その上でLINE Ad Managerにログインすると、管理画面上でLINE公式アカウントから共有されたオーディエンスデータや、推定サイズを確認することができます。
リストの中にある「オーディエンス名」をクリックすると、各オーディエンスデータの生成元やデータが無効になる日などの、詳細を確認することができます。
LINE公式アカウントで作成したオーディエンスデータは、共有のLINE公式アカウントに紐づく全ての広告アカウントに共有されます。
クロスターゲティングの活用例
メッセージ未開封ユーザー対象にリーチを広げる
LINE公式アカウントで配信したメッセージを開封したユーザーを除外し広告配信することで、ターゲティング精度を高めながら効率良くリーチを広げることができます。
商品購入意欲が高いユーザーへ広告配信
ユーザーがLINEアカウントとECサイトなどのサービスとID連携を行なっている場合、購入頻度が高い、購入金額が多いユーザーのデータを類似拡張して広告配信することができます。
確度の高い、熱量の高いユーザーへ、価値訴求が可能です。
類似拡張で優良な友だちを獲得
LINE公式アカウントで、メッセージを開封したりリンク先へ遷移したユーザーのデータを類似拡張し、LINE広告を通じて友だち獲得を進めるCPF(Cost Per Friends)を配信することができます。
ロイヤルティの高いユーザーを獲得し、継続的で良質なコミュニケーションに繋げられます。
まとめ
サービスを横断したデータ活用で、精度の高いターゲティングを可能にする「クロスターゲティング」。
LINE公式アカウントでメッセージ配信を行っていて、ある程度のデータが集まっていれば、ぜひ活用してみてください。