LINE公式アカウントを集客に使用する上で、相性の良い業種といえばやはり飲食店。
弊社へ「LINEを使ってみたいんだけど…」というお問い合わせの中でも、飲食店のクライアントの数が目立ちます。
そして、すでにLINEを導入しているクライアントからのお悩みで最も多いのが『一向にLINE公式アカウントの友だちが集まらない』というもの。
「レジ前、テーブル、トイレにPOPを貼っているのに追加されない」
「声かけをするタイミング、声かけの仕方がわからない」
という悩みはかなり多いです。
LINE公式アカウントは友だち数が1000人を超えてから「運用していてよかった」と効果を実感することが多くなってきます。
しかし友だち数1000人に至るまでに「効果が出ない…」と落ち込み、挫折をしてしまう方が多いのも事実。
そこで今回は、飲食店がLINEを導入して1000人の友だちを集めるための具体的な施策と考え方を紹介します。
LINE導入段階でしなければならないこと
POPを目に留まる場所全てに設置
まず必ずすべきことはPOPの設置。
LINEで何を配信しても、どんなにいいコンテンツを配信しても、見る人がいなければなにも始まりません。
導入して最初の3ヶ月は「お友だち追加数」が最重要指標と言っても過言ではありません。
飲食店であれば、LINE友だち追加用POPを
- レジ
- ウェイティング場所
- トイレ
- テーブル
- 壁
などに、最低10枚は貼るようにしたいです。お店の景観を損ねない程度には不自然な枚数でも充分。
つまらないデートのとき以外は、店舗側が思っているほど、お客様は店内のチラシやPOP、メニューの詳細、卓上の宣伝は見てくれません。
接客の全てのタイミングで声かけをする
POPの設置をしただけで「よし、これで友だちが増える!」と思っている方は、1ヶ月後友だち追加数を確認して絶望することになるかもしれません。
そんな状況を防ぐために、POP設置後に必ずしなければならないのは、友だち追加オペレーションの確立。
具体的に言うと「ぜひ友だち追加よろしくお願いします」という旨の声かけです。
飲食店の業種ごとに声かけに適したタイミングはありますが、基本的に、
- ウェイティング
- 着席
- 注文
- ファーストドリンク提供
- お会計
のタイミングで声かけをするのがベスト。
POPを設置しただけでは、お客様はLINE友だち登録をしてくれません。
「クーポン獲得目的に追加するのは恥ずかしい」
「他の人が見てる中スマホをかざすのはちょっとはばかられる」
といった顧客心理が働いてしまうからです。
そこでスタッフからお声かけをすると、「それじゃあ登録しようかな」という気持ちになってもらいやすくなります。
声かけ時の小技
店舗の中には少し工夫をしてLINE友だち登録を促す店舗もあります。
名刺や名札にQRコードを印刷したり、TシャツにQRコードを印刷するクライアントさまもいます。
身につけているものにQRコードを載せることで、スタッフとお客様とのコミュニケーションのきっかけにもなるので、店舗に愛着を持ってもらいやすくなります。
(Tシャツは洗濯を重ねるとQRコードがボロボロになるのでご注意を)
分析をする
POPを設置し、声かけを徹底した後はしっかり分析を行います。
- 友だち追加数
- クーポン使用数
- ブロック増加数
上記を中心に確認しましょう。
友だち追加数は月来店人数の3割を取り込めていれば御の字。
友だち追加の特典としてクーポンプレゼントがあるなら、クーポンの使用数を友だち追加数と照らし合わせて確認。
友だち追加のクーポンプレゼントがないのにも関わらず、月来店人数の3割以上を取り込めているのは、エンゲージメントが高いお店という証拠。
など、「なぜこの数字なのか」「なんでこの項目の数値が上がらないのか」と仮説を持って、声かけの仕方や、友だち追加プレゼントの改善を行っていきます。
お声かけのトークスクリプトを用意している店舗もあります。
LINE Ads Platform(LINE広告)もあります
上記のように、店舗で声かけを地道に行っていくことが、ブロック率の低いお友だちを集めるのには一番有効な施策です。
しかし「そもそも月来店人数が少なくて…」という店舗さまもいらっしゃるかと思います。
そこで活用できるのがLINE Ads Platform(LINE広告)。
新規のお客様を取り込むことも、実はLINE上でできてしまいます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください▽
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飲食店のLINEの友だち集めは地道に確実に
LINEのお友だち集めは最初、オペレーションが確立されるまでは少し面倒くさい作業に見えてしまいます。
しかし、お声がけをする中でスタッフとお客様の間でコミュニケーションが生まれ、店舗に愛着を持ってもらうきっかけにもなります。
また、お友だちを一旦1000人まで集めることで、1通のメッセージをポンと飛ばすだけで、閑散期に集客を成功させた事例もあります。
楽しみながら、新しいコミュニケーションの手段として、LINEを運用していきましょう。