LINEのビジネスアカウントのサービス統合によりLINE@が2019年4月18日よりLINE公式アカウントと変更となります。
このサービス統合により、今まで以上にユーザーニーズをリサーチし、ニーズに合わせたセグメントメッセージの配信が重要となってきます。
しかし、多くの方が、
「今までは一律のクーポンしか送ってこなかったから、何を配信すれば良いのかわからない」
「クーポンの数が増えすぎると現場が対応しきれない」
といった理由から、今後どのようなメッセージを送っていけば良いのかわからないといった悩みを持っています。
また、中には、「LINE@の時からそうだけど、クーポン以外に何を送ればいいの?」といったLINE公式アカウントを通じて、友だちになってくれたユーザーへ配信するメッセージの企画ができていな方もいらっしゃいます。
今回は、この配信の企画(ネタ)を作るために必要なユーザーニーズのリサーチ方法について、お伝えしていきます。
ユーザーニーズとは何か?
LINE公式アカウントのメッセージを配信の企画を考える際に、やるべきことは、「友だち(ユーザー)がどのような情報を欲しがっているのか?」「友だち(ユーザー)が何を知りたがっているのか?」といった友だち(ユーザー)にニーズをリサーチすることです。
この友だち(ユーザー)リサーチを行わずに、ユーザーニーズを理解しないまま、従業員やアルバイトにメッセージを自由に送らせている店舗(企業)が多くいます。
そして、ただメッセージを送ったという事実に満足していたり、自己満足のメッセージを配信し友だち(ユーザー)とコミュニケーションができていないということになってしまっています。
このユーザーニーズを理解することで、友だち(ユーザー)は、店舗(企業)は私のことを理解してくれていると心を開いてくれるようになります。
結果、コミュニケーションが生まれ、店舗(企業)が望む行動へと移してくれやすなります。
また、ユーザーニーズを理解すると、クーポン機能を使うか、抽選機能を使うのか、ホームへの投稿にするのかメッセージでのリッチメニューを使うかといった配信手段も決まります。
配信手段が決まれば、計測する指標が決まり、正しく定量的に改善していくことができるようになります。
では、どのようなリサーチを行えば、ユーザーニーズを理解することができるのでしょうか?
ユーザーニーズのリサーチ
ユーザーニーズのリサーチをする場合、一番良い方法は、実際に来店してくれているお客様へアンケートをとるというものになります。
しかし、「アンケートで何を聞けば良いのかわからない、どのような項目の質問をすれば良いのかわからない」という悩みをお持ちの方も多いと思います。
配信内容の企画(ネタ)を作るために、私たちがオススメしているリサーチ項目はたったの1つだけです。
それは、ユーザーの活用シーンを理解するということです。
活用のシーンを理解することで、ユーザーがどのような時に、どのような配信が効果的なのかが見えてきます。
飲食店の場合
例1)活用シーン:デート
店舗が良くデートの際に利用していただいているのであれば、事前に予約が可能かどうか、サプライズ対応が可能かどうか、個室が利用できるかどうか等のユーザーニーズを考えることができます。
このニーズから、記念日等の事前予約がお得といった情報や、過去にサプライズ対応を行った実績(ユーザーの声)といった情報などの企画(ネタ)を考えることができます。
例2)活用シーン:会社宴会
活用シーンが会社宴会の場合は、歓送迎会や忘年会、新年会などの予約が何名から可能なのか、いつ頃から予約をすれば良いのか、コース料理は何があるのか等のユーザーニーズが考えられます。
これに対して、宴会の早期予約がお得になるといった情報や、コース料理のご紹介といった企画(ネタ)を考えることができ、また配信のタイミングもどの時期が良いのかといった内容もイメージしやすくなります。
美容室の場合
例1)活用シーン:定期的なカット
美容室のように定期的にユーザーが来店をしてくれるといった場合は、定期ユーザーが離れないようにする必要があります。
定期的ユーザーのニースとしては、担当者が希望の曜日にいるかどうかを事前に確認したい、直接担当者には話しづらいこともある等が考えられると思います。
その場合、チャット機能で事前問い合わせが可能なことや、希望のカット内容を写真で送ってもらうことで対応が可能といった情報、スタイリストの空いている時間帯のご案内といった企画(ネタ)を考えることができます。
例2)活用シーン:成人式等(式典)のためのカット
成人式や結婚式といった式典に参加する前に身だしなみを整えておくためや、当日のヘアセット等での利用の場合、ニーズとして、最近の流行のヘアセットを知りたい、早朝の結婚式だけど対応できるのかどうか、どれくらい費用がかかるのかといったニーズが読み取れます。
それに対して、事前予約で早朝対応可能、流行のヘアセット情報、カットとセットでヘアセットの割引情報等の企画(ネタ)を考えることができます。
あくまで、例となりますが、このように活用シーンをリサーチし理解することで、そこから配信する企画(ネタ)を作り出し、それに合わせたタイミング(時間)に配信するかということが決定しやすくなります。
まとめ
いかがでしょうか?
何を配信すれば良いのかわからない。配信のネタがないという時は、「とりあえずクーポン」といった流れで配信するのではなく、ユーザーニーズを再度リサーチし理解するといった改善を加えてみてください。
従業員やアルバイトスタッフへもユーザーニーズを伝え作成の指示を出すようにすることで、配信内容の質も高まり、LINEの友だち(ユーザー)とコミュニケーションが生まれ、開封率や成約率をあげることができるようになります。
弊社では、「店舗(企業)の運用担当者を増やす。」という目標を掲げており、実際に弊社が作成した企画や配信の事例もお伝えさせていただいております。
「今日から運用担当者だと言われたけど、どうすれば良いかわからない。」
そんな方からのお問い合わせをお待ちしております。