「チラシのポスティングをしているけど、労力がかかって大変だな」「費用をかけているのに、なかなか来店や売上に繋がっていない気がする・・」経営者や広報担当の方で、このようなお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?
福岡大学の学生にターゲットを絞り、若者のニーズや時代の変化に合わせたLINE公式アカウント(以下:LINE)の運用を行う七隈ファミリープラザ様。今回、総支配人の重松敏夫(しげまつ しげお)さんと、LINE担当の田代晃嗣郎(たしろ こうじろう)さんにお話を伺いました。
「試行錯誤し集客を行うも、長続きせずに苦戦する日々・・」
▶︎LINEを始められたキッカケを教えてください。
LINEを始める前は、ボウリングに関心の高い層をターゲットに、会員限定のボウリング教室で集客をしていましたが、中々集客が上手くいかなかったんですよね。その後社内で検討し、隣に福岡大学があることから、学生をターゲットに格安プランを作るなど、方向転換をするようになりました。
しかし、ボウリング教室の時も、学生に転換した後も、イベントの時期には一定数集まってくれるものの、継続的な利用にはつながらず課題が残る形となっていて・・・。
「どうしたら継続的な利用につなげる事ができるのだろう。お客様へ長期的にアプローチはできないだろうか?」と悩んでいたところ、LINEの活用について連絡をもらい、とりあえず使ってみることに決めたという感じですね。
「LINEの導入により、経費や労力のコストカットにも繋がった」
▶︎実際にLINEを使い始めてみていかがでしたか?
今までは、広告媒体としてチラシのポスティングを行なっていました。印刷をするだけでも膨大なコストがかかるし、ポストに「チラシを入れないでください」と記載のあるものも増えてきて・・。そもそも情報を届けたい人に、届けられないことが課題でした。
イベントの周知やクーポンの配布など、LINEに情報発信を集約してからは、チラシにかかっていたコストもかからなくなり、スタッフの労力も軽減されました。今まで別々に行なっていたものが、LINE上で簡潔できるのでとても便利です。
もちろん、LINEは登録してもらわなければ始まらないので、PRには力を入れています。例えば、必ずお客様が目にする場所、且つスタッフが登録を促しやすい受付に、QRコードの設置を行いました。
それから、空いた時間を見つけては、店舗の前や近くのコンビニに出向き、ティッシュ配りのように「登録よろしくね。クーポンが送られてくるよ」と学生に声かけを地道に行なってきました。そのおかげもあり、当初から目標としていた友だち登録者数3000人をなんとか達成することができました。
▶︎お客さんの反応はいかがですか?
友だち数も順調に増えて続けていたので、クーポンを活用して来場してくれる学生も多かったです。特に、新入生歓迎会が行われる4月〜6月に合わせてイベントを行っていたので、その時期は団体での利用が多く賑わっています。
イベント時は、参加条件の一つにLINEの友だち登録をお願いして、多くの大学生とLINEで繋がることを目標にしてましたね。その後も定期的にクーポンの配信をしたり、お得な情報を発信したりすることで、繋がっているメリットを感じてもらえるよう努力しています。
現在は、その努力の甲斐もあってLINEを見て遊びに来てくれたり、新歓期になると団体利用をしてくれるなど、好循環につながっていますね。
「代理店と協力することで、新しい視点に気づくことができる」
▶︎今後の方向性や施策について教えてください。
不要不急の外出を控えるようになり、お客様の利用も減って、ボウリング業界全体が厳しくなってきています。この業界は、昔からあまり変化していないですが、生き残っていくためには、新しいものをどんどん取り入れていく必要があると思っています。
LINEを導入しているのも、時代に合わせた新しい取り組みの一つです。今まで主流だった販促チラシやテレビCMも、見る人がどんどん減ってきている。今はLINEのようなSNSで直接お客様と繋がれる時代なので、ターゲットが求めていることを常に意識しながら、地域に必要とされる存在であり続けたいと思っています。
▶︎最後に、Infidexと一緒に運用するメリットがあれば教えてください。
自分たちだけだと、スタッフの人数も時間も制約がある中で、しっかりボウリング業界について勉強をして、配信内容の提案をしてくれているのでありがたいです。なかなか中にいると思い付かないような視点で、面白いコンテンツを考えてくれるので、勉強になります。
Infidexと役割分担して運用ができているおかげで、ここまで継続することができていると思います。
まとめ
販促チラシを使った広報活動から、時代の変化に合わせてLINEの導入を行った七隈ファミリープラザ様。経費や労力のコストカットを実現した上で、更に地域やお客様にとって必要とされる存在であるために、スタッフ皆さんでアイデアを出し合って進化し続けているが印象的でした。
七隈ファミリープラザ様の思いを形にする役割として、今以上に魅力的なコンテンツ配信を一緒に考えていきたいと強く感じました。