LINE公式アカウントを開設するときや開設した後に悩むこと。
それは、どのような仕事(業務)が発生するのかわからないという理由から、「誰がLINE公式アカウントを運用するのか?」「誰を運用担当者にするか」といったものです。
SNSって、若者が使うものだから、若い人の方が…
毎日投稿するから、マメな人が…
ただ、配信すれば良いだけだからアルバイトでも…
と、考えてしまった結果、想定していた効果が感じられない、配信が止まって休眠アカウントとなってしまっているという状態になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、LINE公式アカウントの運用担当者の仕事の中身をお伝えし、どのような運用担当者を選べば良いのかをお伝えしていきます。
いきなり運用担当者になってしまった方も、仕事の中身を知ることで、明日から何をやっていけば良いのかがわかってもらえると思います。
運用担当者の仕事
LINE公式アカウントを開設し、運用担当者が最初に行う業務は、まず運用の方針や施策(キャンペーン)を決めることになります。
運用の方針を決定する
運用方針の決定では、まずゴール(目的)を定めることから始まります。そして、ターゲットを明確にし、いつまでにどれくらいの友だちを集めるかといった指標(KPI)の設定を行います。
施策(キャンペーン)の決定
運用の方針、各指針(KPI)が決まった後は、指標(KPI)を達成するための施策(キャンペーン)の立案となります。ターゲットに友だちとなっていただくための施策(キャンペーン)や、刺さるメッセージの施策(キャンペーン)の内容を考案し、決定していく作業となります。
販促物の準備
施策(キャンペーン)が決まった後は、販促物の準備となります。友だち集めのためのPOPを作成していきます。
LINE公式アカウントの設定
販促物の準備と合わせて、LINE公式アカウントのアカウントページ、カバー画像、プロフィール画像、初回メッセージ、クーポン等の各設定を行います。
次に、毎月の行う仕事の中身について、お伝えします。
毎月の仕事は、基本的に、クリエイティブの作成、配信、施策の検証、改善といったサイクルを回し続けていくこととなります。
メッセージのクリエィテブ作成
ターゲットに合わせた言葉使いや、絵文字、スタンプ等を活用し、テキストメッセージやクーポンを作成します。
リッチメッセージや、リッチメニューといった画像タイプのものを配信する場合は、クリエィテブの作成が必要となります。クリエィテブを外注する場合は、外注先とのやりとりから、クリエィテブのチェック、修正等の作業が発生します。
メッセージの配信
LINE公式アカウントの管理画面より、ターゲットが開封しやすい時間帯や施策(キャンペーン)に合わせた時間帯で配信の予約、配信を行います。
また、友だちの分析から、セグメントを分けて配信する等の工夫が必要となります。
施策の結果分析
月次で、LINE公式アカウントの管理画面や、活用されているツールから、友だち増加数、配信によるクリック率、来店率、エンゲージメント率、友だちのブロック数等をレポート化し、分析、検証を行い、次の施策(キャンペーン)内容の改善を考案します。
月次の仕事は、運用していきながら、常に分析と改善が必要となります。
運用担当者には誰が最適か
運用担当者の仕事の中身から考えるとアルバイトや従業員に全てを丸投げしてしまうことは難しく、店長、経営者といった管理職の方が参画しなければ、運用は難しいということがわかると思います。
LINE公式アカウントを運用し、想定している結果を出していくためには、方針や施策(キャンペーン)を決定する管理者とクリエィテブの制作や管理画面を操作し配信、レポートの作成をする担当者と分けて運用していくことが最適です。
また、店舗(企業)の中に広報部やマーケティング部がある場合は、分業し、ディレクションを実施していくこともできます。
まとめ
LINE公式アカウントはSNSということから、個人のLINEやFacebookのように、思いつきや、日記のような形で運用すれば良いと思い込み、それを得意とする若い人材が担当者に向いていると思ってしまいますが、店舗(企業)のアカウントの運用方法は全く異なります。
また、現状「メルマガ担当」「PR担当」「ブログ担当」「店長」「経営者」といった多くの人を巻き込み、全体的に取り組んでいくことも求められます。
そういった意味では、「コミュニケーションスキル」「情報取集・分析力」「企画力」を持ち合わせている人材が運用担当者に求められるスキルと言えます。
弊社では、店舗(企業)の運用担当者の負担を少しでも軽くするためにLINE公式アカウントのサポートを行っています。
サポートの内容としては、月次の仕事を代行して行う部分から、初期段階の運用方針の策定まで行っております。
運用担当者がいない!運用担当者の業務が回らず、休眠アカウントとなってしまっているといったお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。